本学の創立者である北野次登が本州大学に併設された、本州女子短期大学を引き継ぎ、「上田女子短期大学」と改めて創立したのが1973年になります。北野次登はグローバルな視点で事業を展開する実業家の顔と、放送・教育・美術館運営など地域の文化事業にも熱心に取り組んでいくという2つの顔を併せ持っていました。本学の経営や文化育成に向ける情熱は、郷土信州をこよなく愛した北野の「地域社会をより良く豊かにしたい」という気持ちの現れでもありました。
歴史を紐解いていくと、時代毎に異なる文化の背景があり、その理解が不足しているまま、今の私たちの環境に置き換えて認識しようとすると誤解を生むことがあります。ジェンダーフリーの考え方が浸透している今「女子短期大学」と聞くと、封建的なイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。創立当時においては、本学の教育を通じて必要な教養を身につけ、女性においては家庭内のみならず、社会においても文化の担い手として活躍してほしいという想いでスタートしました。
私たちができること
持続可能な社会の実現に向けての取り組みが強く求められています。また、学び直しの機会もより多く求められるようになってきました。本学では、創立者北野の意志を受け継ぎ、これまでにも地域に開かれた学校としての取り組みを進めてきました。地域貢献事業の拠点としての役割や、生涯学習などの公開講座、講師の派遣事業等、これまでの取り組みで培ってきたことを、今後はより深めて、地域社会における本学の存在意義を意識しながら、様々な取り組みを進めていきたいと思っています。
建学の精神
敬愛・勤勉・聡明
パーパス(存在意義)
地域社会を
より良く豊かにしていくため
より良く豊かにしていくため
ミッション(使命)
地域に根ざした高等教育期間として研究活動、
地域の社会人をはじめとする人材育成を支援し、広く社会に貢献する
地域の社会人をはじめとする人材育成を支援し、広く社会に貢献する